高品質な製品とクリーンに製造する技術力。
当社の石炭を最も効率よく利用するコークス製造技術は、
高い評価をいただいています。
高品質なコークスを効率的に製造する、
最新の技術と長年培った知見。
当社はコークス専業メーカーとして、
新しい技術の創出に務めます。
大型船が接岸できる岸壁に陸揚げされ、ベルトコンベアで貯炭場へと運ばれる石炭は、
配合や粉砕を経て、コークス炉で乾留して製鉄用コークスとなります。
コークスは、隣接する神戸製鋼所加古川製鉄所に24時間体制で供給されています。
工場では、稼働状況を常に遠隔でモニタリングしています。
効率的な製造工程を実現するとともに、異常が発生した場合でも、迅速な状況把握と
適切な対応を実施することができる、安心・安全を確保した高度な集中管理システムです。
高度なデータの取得・解析を行う研究開発設備では、
変化する社会や市場のニーズに応えるために、コークスの品質向上に取り組んでいます。
効率燃焼や環境対策など、長年積み上げてきた研究成果が、優れた製品を生み出しています。
地球にやさしいクリーンな製品製造は、
製鉄用コークスの専業メーカーとしての責任。
当社は、あらゆる環境対応技術の可能性を追求しています。
石炭から出る粉塵を抑えるため、荷揚げした石炭をコーティング剤で固めた後、さらにその上から散水しています。季節や風向・風速に応じて、散水量は適切にコントロールされ、散水された水は回収して再利用されます。
石炭とコークスの微粒子が飛散するのを防ぐため、各種設備の密閉化を実施しています。また、コークスを押し出す際の発じんを抑えるため、窯口集じん機・ガイド集じん機、コークス炉煙突の黒煙対策として煙道集じん装置を設置しています。
当社独自のコークス炉加熱自動制御システムを開発・導入することにより、導入前に比べ、約5%のCOG使用量を削減しています。このシステムは、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の国際エネルギー消費効率化等モデル事業に採択されています。
発じん防止のために使用した水や降雨などを排出しないために、石炭微粒子を除去して、粉じん防止対策用に再利用しています。また、製造プロセスで発生する排水を処理するため、従来の活性汚泥処理に加え、活性炭吸着設備を増設しています。