コークスについて

安全

石油に代わる代替エネルギーのひとつとして石炭への関心が高まってきていますが、コークスはその石炭を原料に炭素を主成分とした多孔質の固体です。 性質によって、製鉄用、鋳物用、燃料用などに分けられますが、当社ではこのうち、製鉄用コークスを専門に製造しています。

製鉄用コークスの役割1

製鉄用コークスは1kgあたり25,000〜31,000kJもの発熱量があります。
この高い発熱量を活かして高炉の中の温度を約2,200℃まで高めます。
コークスで高炉の中の温度が高められることで、鉄鉱石は溶かされ真っ赤な溶銑となり、高炉の出銑口から取り出されます。

製鉄用コークスの役割2

製鉄用コークスの役割は高炉の中を高温にする他に、鉄鉱石に含まれる酸素を取り除く還元材としての役割、高炉の中の通気性を確保するスペーサーとしての役割があります。
コークスは強い鉄を大量生産するために、欠かせない存在になっています。


コークスは鉄作りに欠かせません

高炉へ送られたコークスは燃焼、還元、スペーサーとしての役割を果たし、溶かされた鉄鉱石は銑鉄として取り出されます。
銑鉄は様々な工程を経て、自動車のボディーや高層ビルに使われる鉄筋等、私たちの生活に欠かせないものへと姿を変えています。

コークスが出来るまで

世界各国から集められた石炭は、陸揚げされたあと、銘柄ごとに分類されてまずは石炭置き場に集められます。
その後、大きさを揃えるため粉砕され、求められるコークスの品質に合わせてブレンドされたのち、コークス炉の中へ入れられます。コークス炉の中で石炭は約1200℃で20時間ほど乾留(蒸し焼き)されコークスへと姿を変えます。出来上がったコークスはコークス炉から押出され、乾式消火設備(CDQ)で消火され温度を下げた後に神戸製鋼所へベルトコンベアで運ばれて行きます。
コークスを蒸し焼き(乾留)にすると、石炭に含まれる揮発分がガス(COG)として放出されます。コークス炉から出てきたCOGには、タールや粗軽油、硫酸、アンモニアなどの有効成分を含んでいることから、いくつかの精製工程を経て捕集されます。最終的に精製されたCOGは、高炉やコークス炉で燃料として使用されます。